平戸市生月町にソロキャンプに行ってきました。そこのキャンプ場(野営場)が非常に良かったので、今回はレポートしたいと思います。
まず電話で予約
ウチにはクルマが1台しかないのですが、妻が土曜日の休みはクルマを使わないとのことで、「じゃあ、ソロキャン行ってもいいかな?」と聞くと快いお返事をいただきましたので、今回の土日を使ってどこかにソロキャンプに行くことにしました。
しかし、思いついたのがすでに金曜日だったので、まずは予約が取れるか心配でした。
グーグルマップで県内のキャンプ場を検索しているうちに、なかなかこういう機会もないので、長崎市から離れたところに行ってみたくなりました。
またソロキャンプなので、あまり仕事上の付き合いのある方や知り合いなどに出会いたくないので、僻地のほうを探してみました。
すると平戸市の先にある生月島に『御崎野営場』という、いかにもファミリー層やグルキャン連中が来なさそうなキャンプ場がヒットしました。
さっそく土曜の朝に平戸市役所生月支所に電話を入れてみると、当日でも予約が取れました。
今回はソロキャンプなので、荷物の準備もいつもより簡単でした(^^♪
ランチは『海鮮丼』
朝10時頃に長崎市内を出発し、のんびり平戸方面へ車を走らせました。
夕食のメニューは特に決めていませんでしたが、せっかくなので道中の道の駅に寄って、食料を調達していきながら生月を目指すことにしました。
まず平戸大橋の手前の『道の駅たびら』に寄りました。そんなに大きくはありませんが、地元の野菜や米、平戸の海産物や土産品がありました。
ここでは200円の鯛の刺身をゲットしました(^^♪
次にお昼ご飯をどこかで食べたいと思い、平戸大橋を渡ったところにある、『海の見えるごはん屋』というところが人気だとネットにあったので、そこでランチをすることにしました。
しかし、行ってみると行列ができており、店内に入るまでに30分以上はかかりそうだったので、隣接している直売所で夜のおつまみ用に「かまぼこ」と「ポテトサラダ」を買っただけでその場を後にしました。
生月大橋を渡ったところで、時間も13時半になっていましたので、さすがにお腹が空いてきました。
(この空腹の状態でキャンプ場にチェックインしてしまうと、テントの設営にも身が入らない)
と思ったので、グーグルマップで検索すると、『お食事処 ひといき』というところの「海鮮丼」が高評価でしたので、そこを目指すことにしました。
行ってみるとお店の隣が広い公営の駐車場になっているので、場所は非常に便利な立地でした。
お店に入ると店内はそこまで広くありませんでしたが、家族連れやツーリングできたバイカーさん、地元の方々などが食事されていました。
メニューを見ると、海鮮丼も普通のもの(1430円)とスペシャルのもの(2200円)がありましたが、とりあえず普通バージョンのものを注文しました。
ほどなくして注文した海鮮丼が運ばれてきたのですが、ふつうバージョンにもかかわらず、あまりのグレードの高さにびっくりしました(; ・`д・´)
私自身も長崎の人間なので、長崎のこういうお店の海鮮丼でハズレがないことは知っているのですが、それでもここの海鮮丼は長崎市近郊ではお目にかかれない、レベルもコスパも高いものでした。
乗っているお刺身もすべて新鮮で、また生月に来るときは必ず食べにきたいと思いました(*´▽`*)
チェックイン
お腹も満足したところで、キャンプ場へチェックインすべく、まず平戸市役所生月支所へ向かいます。
土曜日でしたが、市の職員の方なのか、年配の男性の方が一人窓口におられました。
そこで必要事項を記入して、大人一人料金550円と、テント一張り220円を支払い、キャンプ場の駐車許可証をもらいました。チェックアウトするときはこれをまた返却に来ないといけないようです。
支所には朝8時半から夜は22時くらいまで、人が常駐しているようです。やはり西の海岸沿いの地域なので、密漁や密入国に対する警備というものがあるからなのでしょうか(; ・`д・´)
また、定期的にキャンプ場にも駐車許可証のないクルマがいないか、警備の人が確認に来たりもするみたいです。
こうした点は、キャンプをしに来る人たちにとっては安心材料なのかな、と思います。
キャンプ場に行く前に
生月島は、東側(平戸側)の地域と西側の地域で環境が全く違います。
西側は外海側なので、風や波が強く崖も切り立っているので、民家や建物はほとんどありません。
ですので、漁港やスーパー、飲食店などの生活拠点は島の東側に集中しています。
私が以前、初めて生月島に来たときはバイクだったのですが、西側の海岸線を走ったときに見た絶景を今でも忘れることができません。
どこまでも続く水平線を左に、自然にできた切り立つ斜面を右に見ながらバイクを走らせる状況は、地球上に自分一人だけになった気分にさせてくれました(*‘∀‘)
それ以来、生月島に来たときは必ず西側の海岸線を通ることにしています。
なので、支所でチェックインを済ませたあとは、キャンプ場に直行してもよかったんですが、せっかくなのでまた南下して西側の海岸線をドライブしてキャンプ場に入ることにしました。
西に果てしない海岸線、東側は切り立つ断崖、という生月独特の西側ルートは、生月に来た際は必ず通ってみてほしい絶景ルートです。
そのまま北上すると、『塩俵の断崖』にたどり着きます。ここも生月ならではの切り立つ断崖を望むことができます。
御崎野営場でキャンプ
塩俵の断崖を過ぎると、今回の宿泊地・御崎野営場があります。ほとんど予備知識もなかったのですが、車の乗り入れは禁止で、シャワーもありませんでした。
あるのはトイレと炊事場のみのようですが、きちんと管理されていて清潔な環境が保たれていました。
駐車場はクルマが4,5台は置けそうでしたが、バイクの方が多いのでクルマが駐車できないことはあまりないように思います。
そして当初のもくろみどおり、ファミリーキャンプをしていたのは1件のみで、ほかはデュオかソロの方たちばかりでした。
しかもほとんどの人たちがバイクで来ていました。
敷地は山の斜面を利用したような形で、平坦なところはごく一部しかありません。
すでに平坦な場所は先に来ていた方々が使っていたので、やむを得ず傾斜が少しでもマシなところを選んでテントを設営しました。
ここの野営場自体は断崖の上にあり、先まで歩くと水平線を望むことができます。
今回は天気もいいので、夕陽を眺めることができそうです(*‘∀‘)
夕食は「道の駅たびら」で買った鯛の刺身と、「海の見えるごはんや」に隣接していた「平戸新鮮市場」で購入した『ちぎり天』とマカロニサラダ、道中のドラッグストアで購入したウインナーとハンバーグです。
基本的にソロキャンの時は火をおこすのが面倒くさいので、ガスバーナー調理でいつも済ませます(^^♪
いやー、家庭からも解放されてお酒を飲みながら、外でつつく料理はやっぱりサイコーですね(*^-^*)
そうこうしているうちに日も傾いてきたので、缶チューハイとチェアを持って夕陽が見えるベストポジションに移動しました。
眼下で断崖に打ち付ける波の音を聞きながら、徐々に沈んでゆく夕陽を缶チューハイ片手に眺める。。
45歳にしてようやく大人の贅沢にたどり着いた気分になりましたね(*´▽`*)
結局その日は酔っぱらってすぐテントで寝てしまいましたが、夜中にトイレで外に出ると、星空もキレイに見えました。
まとめ
今回はソロキャンプに最適な生月島の『御崎野営場』を紹介しました。ここは僻地ですし、平坦なところも少ないのでグルキャンの方々には敬遠されると思います。
それゆえに静かにソロキャンプを楽しみたい方には絶好の場所だと思います。
私もまた時間があったら今度はバイクで行きたいと思います。ここまでお読みいただきありがとうございました。