いま空前のキャンプブームの中で、いろいろなスタイルのキャンプの楽しみ方が増えています。

そのなかでもソロキャンパーのあこがれスタイルとして「バイクキャンプ」があります。

なるべく少ない荷物で、キャンプギアも携行性の良いものを使いながらキャンプをしている人って、『経験豊富なベテランキャンパー('ω')』って感じしますよね。

今回は私が「バイクキャンプ」をスタートさせるまでにあたって、熟慮を重ねた結果、旅の相棒として『中古国産アメリカンバイク』を選んだ過程と理由をお話ししようと思います。

今後、バイクキャンプを始めたいと思っている方々の参考になったら幸いです。

ホンダシャドウ750を購入

私は大型バイクの免許を持っており、以前もカワサキのW650というバイクに乗っていました。しかし、当時はまったくキャンプに興味がありませんでしたので、専ら日帰りツーリングや、バイク旅行先で泊まってもホテル泊がメインでした。

その後、バイクも手放してしまい、年齢も40歳だったこともあり、(もう今後の人生でバイクに乗ることなないだろう)と思っていました。

しかし、2年前からキャンプにドはまりしてしまい、家族とクルマであちこちキャンプに行く中で、バイクキャンプをしておられるソロキャンパーさんたちを見ては、(自分もバイク持ってた時にソロキャンプに手を出しとけばよかったなー)と後悔していました。

妻に許可を得て、何度かクルマでソロキャンプにも行きましたが、やはり思うのが、(バイクにキャンプギアを積んでソロキャンプしたほうが、開放感もあって何倍も楽しいだろうな)ということでした。

そこでそんなに予算はないですが、一度バイク屋さんを市場調査に回ってみようと思いました。

まずはレッドバロンを訪問。店員さんに聞いてみると、いまはコロナ前に比べて全車種10万円くらい割高になっているとのこと(*_*)

コロナで趣味趣向が変化している中で、バイク人気も高まっており、さらに海外工場の製造停止などで新車の供給が遅れているため、中古バイクの価格がさらに上昇しているようです。

そんな中でも私が気になったのがカワサキのシェルパ。アウトドアにはこういうオフロードバイクが似合いますよねぇ。

価格も38万円ほどで手頃だし、250CCだから車検もなく、キャンプだけでなく、ちょっとその辺のコンビニに行くにも引っ張り出すのにストレスがありません。

ただし、懸念材料が3点ほど。

1つ目はシートが固いこと。私は腰痛持ちなので、長時間のライディングはキビシイと思いました。

2つ目はタンデム(2人乗り)ができないこと。無理すればできなくはないですが、あまりオフ車でタンデムしている人もいませんし、シートが2人には小さいように思います。

「ソロキャンならタンデムしなくていいだろ」と言われそうですが、やはり可能ならば、たまには嫁さんを乗せてツーリングに行くこともしたいわけです。

3つ目は高速道路の走行がきつそうなこと。やはり単気筒250CCくらいだと7~80キロ巡行がやっとではないでしょうか。私としては、できれば高速道路を使って他県のキャンプ場にも行きたいので、もう少し排気量の大きいバイクを検討してみることにしました。

次は冷やかし半分で、近くのホンダドリームへ。

私が行ったときは6月でしたが、やはり新車は供給不足で、半年以上待たないとどの車種も買えないようでした。

そうなると納車が12月以降とかになってくるので、せっかく『バイクキャンプ始めたいモード』になっている私には、新車購入は選択肢として外さざるを得ませんでした(そもそも予算もないけどね(*´▽`*))。

しかし、最近はホンダも125CCクラスに力を入れているようで、『ハンターカブ』の展示車がありましたが、納車待ちにもかかわらず、キャンプブームで売れているようでした。

よゐこの濱口さんとかもYouTubeで乗ってキャンプに行ってましたね。かっこいいんですけど、高速道路に乗れないのが難点です。

↑アフリカツインの中古もありましたけどね。132万とは、、、完全に予算オーバーですね。こういうアドベンチャー系でキャンプに行くのにもあこがれますが(*‘∀‘)

結局、ホンダドリームでは冷やかしでしか終わらなかったので、次の店舗へ。

1店舗目とは別のレッドバロンに行ってみました。そこで私の目に留まったのが、今回購入したシャドウ750でした。

バイク

カラーも私好みのレトロデザインで、ETC・グリップヒーター・サイドバッグもすでに付いた状態です。これで価格が税込298,000円!!

1998年式で距離も76,000キロ走ってますが、見るかぎり程度は良さそうです。

またがってみましたが、シートのクッション性もよく、腰痛持ちの自分でも、長時間ライディングが苦にならないようです。おまけに独立したタンデムシートが付いています。

あまりバイク選びに時間をかけたくなかったので、デザイン・排気量・価格・装備を一定ライン、クリアしたこのシャドウ750に即決をしました。

積載量が多い

荷物を積んだバイク

アメリカンやアドベンチャー系は、サイドバッグがあっても違和感がないので、その分積載量を増やすことができます。

実際にクルマでしかキャンプに行ったことがない僕には、(アレ?バイクってこんなに積載スペースなかったっけ!?)、っていうくらいモノが乗らないです。

そのため、今までは普通に持ち運び出来ていたキャンプギアも、サイズダウンを余儀なくされることになります。

そんななかでもサイドバッグがあるバイクは、積載性でも有利になります。

重心が低いため安定する

バイクと犬

バイク用にキャンプギアをサイズダウンしても、テントやマットレス、寝袋にチェアーなど、最低限のものだけでも結構な荷物量になってきます。

最初、バイクに荷物を積んだときは、(これ運転中フラつかないかなぁ)と不安にもなりました。

しかし、私はアメリカンバイクに今まで乗ったことがなかったのですが、重心の低さとキャスター角が大きいことにより、乗車中はほとんど荷物の重さを感じることがありません。

カーブも意外とヒラリヒラリと曲がってくれます。

重心が高いバイクだと、キャンプ道具を積んだ状態で、万が一立ちゴケなどしてしまうと、起こすのがかなり大変だと思います。

そういう点では、重心が低いアメリカンバイクはキャンプ道具を積載するのに、非常に有利だと思います。

旅バイク感が出る

キャンプ場のバイク

私がシャドウでキャンプをするときは、テントの前にバイクを止めて、バイクを眺めながら、焚火をしたりお酒を飲んだりしています。

そういう時に思うのが、アメリカンバイクがキャンプ場の風景に非常にマッチして、絵になるということです。

さながら、昔の『イージーライダー』の世界観です。

いかがでしたでしょうか。皆さんの今後のバイクキャンプの参考にしていただければ幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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