私たち夫婦の自家用車は3年前に購入したスズキの『クロスビー』です。

ちょうどクロスビーを購入して半年後くらいからキャンプにはまりだすと、キャンプグッズが増えると同時に、愛車のクロスビーもだんだんとキャンプ仕様になっていきました。

クロスビーはSUVタイプでもありますし、キャンプやアウトドアにも非常に使いやすいクルマだと思います。

今回は私たちが普段キャンプをするにあたって、どのようにクロスビーを活用しているかを紹介したいと思います。

inno ルーフデッキ INA510

クロスビーはジャンルとしてはコンパクトカーになるのですが、後部座席は足元も高さもかなりのスペースがあります。

ルーフラック

横幅の都合上、後部座席に大人3人は窮屈ですが、2人だと非常にゆとりがあります。

その理由は後部座席が大きく後ろにスライドすることです。

通常のコンパクトカーは後部座席を前後にスライドさせることができませんが、クロスビーは本来の荷室のスペースまで後部座席がスライドできるので、荷物を荷室にあまり載せない状態だと後部座席にゆったり座ることができます。

また後部座席は、背もたれを前に倒すとかんたんにフルフラットにすることができ、トランクの下にもラゲッジボックスがありますので、キャンプの時にも夫婦1泊2日くらいの荷物でしたら余裕で運ぶことができます。

しかし、キャンプにドはまりしていくにつれ、夫婦二人ともインフレーターマットを使うようになったり、車載冷蔵庫やポータブルバッテリーなども積むようになったりして、キャンプアイテムが増えてくるとだんだん車内だけでは荷室空間が足りない状態になってきました。

そこでいろいろと調べた結果、『inno ルーフデッキ100』を導入して、クロスビーの屋根にも荷物が積めるようにすることにしました。

クロスビーには純正のルーフラックもあるのですが、アルミっぽいデザインがいまいちしっくりこなかったので、見た目的に無骨さもある『inno ルーフデッキ』にしました。

このルーフデッキを積むためには、クロスビーの屋根にまずルーフキャリアを設置する必要があったので、これもルーフデッキと一緒に購入しました。

基本的にうちではこのルーフキャリアを常にクロスビーにつけており、キャンプの時だけその上にルーフデッキを載せるようにしています。

しかし、このルーフデッキのほうですが、結構重いです。私はオプションでルーフデッキがバスケット状になる『レールキット』とセットで使っているのですが、合わせるとおそらく20キロ近くあるものと思われます。

おまけにクロスビーは車高が高いので、一人でルーフデッキを載せるときはかなり注意が必要です。万が一よろけて落下させたりするとクルマに傷をつけたり、ケガなどをする恐れがあります。

私は今45歳ですが、高齢の方や女性ですと、一人でクロスビーにルーフデッキを担ぎ上げるのは無理だと思います。

ルーフデッキはクルマの上に載せさえすれば、固定するのは簡単です。4つのクランプでルーフキャリアとルーフデッキを固定します。

私はこのクランプでルーフデッキを固定する際は、Amazonで見つけた『ドアステップ』という車のドアをロックする部分の金具に引っ掛けて使うステップに足を載せて作業しています。

またクロスビーのような車高の高いクルマの屋根に荷物を積む場合は、重量の重いものは車内に、重量の軽いものを屋根に積載するほうが走行性も安定しますし、荷物の積み下ろしもラクになります。

私はルーフデッキにボックスを積むことが多いですが、中身は寝袋などの軽いものを入れるようにしています。

またボックスをルーフデッキに固定するのは、『ラチェットベルト』が便利だと思います。

私の場合は、ルーフデッキ後方にボックスを積み、ラチェットベルトで固定し、前方に薪や炭、帰りの持ち帰りごみなどを載せて全体をスパイダーネットで固定するという積み方をしています。

ルーフラックとキャンプ用品

これまでこのやり方で高速道路も走っていますが、荷物が落下したことは一度もありません。

DIYラゲッジボード

テントとクルマ

クロスビーの荷室には、オプション品を取り付けるときなどに使うボルト穴がいくつかあります。

これをうまく使ってキャンプの時は、自作のラゲッジボードを取り付けて積載性を向上させています。

この板一枚あるかないかで積載性は大違いで、荷室下のラゲッジボックスへのアプローチもしやすくなります。

車載冷蔵庫

私たちがキャンプを始めたときは、キャンプ飯の材料をハード系のクーラーボックスに、ドリンク類をソフト系のクーラーバッグに入れてキャンプに行っていました。

保冷材もネットで調べてロゴスの保冷剤が優秀だとあったので、ちょっとお高めでしたがサイズ違いのものを3つほど買って使っていました。

しかし、それでも保冷力には限界があり、夏などは翌朝には保冷材も溶けきってしまい、クーラーボックスの中は常温になっていました。

何か良い方法はないかとネットを検索すると、私が持っているコールマンのクーラーボックスは、蓋の中が空洞になっているため、『発泡ウレタン』というものを注入することで保冷力がアップする、という内容の記事を見つけました。

そこで早速『発泡ウレタン』の缶スプレーをAmazonで購入し、クーラーボックスのカスタムを行ってみることにしました。

やり方は簡単で、蓋を本体から取り外し、電動ドリルで内側の表面にいくつか穴をあけ、そこに発泡ウレタンを注入すると、中でウレタンが膨らみ硬化していくというものです。

ウレタンの一部はあけた穴から漏れ出て固まりますが、カッターで切り取ればいいだけです。

数日放置し、完全にウレタンが中で硬化したところでまた蓋を本体に取り付けます。

私の場合、注入したウレタンが若干多すぎたのか、蓋の中央がほんの少し膨らんで変形してしまいました。

おかげで本体に取り付けて使用したところ、ウレタンを注入する前より蓋がうまく閉まらなくなってしまいました(*_*)

これは使い物にならんということで、結局廃棄することになってしまいました。

つぎに性能の良い高価格帯のクーラーボックスの購入も検討しましたが、ネットで見るとなかなか高額ですし、事前に保冷材で庫内の温度を下げておかないといけない、などクーラーボックスの質もさることながら、使い方もコツがいるらしいとのことでした。

保冷材も家の冷凍庫で凍らせるときには場所も取りますし、(クーラーボックスをキャンプで使うということはなかなかのデメリットだな)と思うようになってきました。

そこで最終的に導入することにしたのが『車載冷蔵庫』でした。

車載冷蔵庫でしたら保冷材も必要ないし、キャンプに行った翌朝でも食材は冷えたままです。

問題は、車を走らせているときはシガーソケットから電源が取れますが、キャンプ場ではどうするかということです。

最近は電源のあるキャンプ場もありますので、そういうところでは問題ありませんが、電源がないキャンプ場もあります。

そこでお金はかかりましたが、災害対策の面も考えてポータブル電源を購入することにしました。

それ以来、車を走らせているときはシガーソケットに、キャンプ場ではポータブル電源につないで車載冷蔵庫を使用しています。

実際に車載冷蔵庫を使いだすと、もうクーラーボックスのキャンプには戻れません。

温度幅も20℃~-20℃まで設定できますし、今まで保冷材を使いながら、食材用と飲料用を分けて2つのクーラーボックスを準備していたのが、すべて車載冷蔵庫一つにまとめることができました。

(ちなみに私が購入したのは『ミナト電子工業』の『MOL-FL401』という40ℓタイプのものです)

ただし、私が持っている車載冷蔵庫はクロスビーの後部座席に乗せると、ひと一人分のスペースを取りますので、うちでは車載冷蔵庫を使うときは、ルーフデッキも必須になっています。

以上が私たち夫婦が、クロスビーでキャンプに行くときに使っている車載グッズでした。

クロスビーの購入を検討されている方や、これからクロスビーでキャンプにいきたいと思っているかたのご参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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