キャンプから帰ってくると、思いのほか体が疲れていることに気づかされる方も多いと思います。
私もキャンプを始めた当初は、「こんなにキャンプって疲れるんだ」と思いながら帰ってきたことを思い出します。
あまりに毎回疲れるので、一時期はキャンプに行くのが億劫になったときもありました。
そんななかキャンプを経験するうちに、いつしか自然に『疲れないキャンプ』を目指すようになりました。
そこで今回は私たちが『疲れないキャンプ』をするために、毎回実践していることを紹介します。
毎回テント・タープの張り方を事前に確認しておく
私がはじめてキャンプを計画したときは、事前にYouTubeや本でテントやタープの張り方を確認していきました。
おかげでいざキャンプ場に着くと、時間はかかりましたが、予習していた通りに設営することができました。
そこで、それから2週間後の2回目のキャンプでは(前回もうまくいったから、今回も設営はラクショーだな)、と過信したきもちで臨んでしまいました。
しかし、いざ設営となると2週間前の付け焼き刃の知識はふっとんでしまい、完全に脳がフリーズしてしまいました。
スマホで設営手順なども確認するのですが、炎天下でどんどん体力ばかりが失われていき、なかなか頭に入ってきません。
そうこうするうちに楽しいはずのキャンプの時間が、いたずらに設営に時間を取られてしまい、どんどん気持ちがあせる悪循環に陥りました。
おそらく皆さんそうだと思いますが、キャンプというのはテントやタープの設営が完了してからスタートするものです。
結局その時のキャンプは、設営に時間がかかったため、設営後の楽しい時間が削られてしまったので、あまり楽しいキャンプにはなりませんでした。
そこからの教訓で、キャンプに行くときは毎回テントやタープの張り方の動画を見て、予習をしておくことで、設営になるべく時間がかからないように万全の準備をしています。
テントを小型化する
私たちが最初に購入したテントは、コールマンの「タフドーム スタートパッケージ」という4~5人用のオーソドックスなテントセットでした。
初心者向けということもあって、グランドシートもインナーシートもついている内容でしたので、「まぁ、間違いはないだろう」という思いで購入しました。
そしていざキャンプに使ってみると、たしかに全部セットになっていてお得ではあったのですが、私たち夫婦2人とビーグル犬1匹には大きすぎました(+o+)
何より大きさがあるがゆえに、設営が非常に大変です。これを毎回組み立てるのかと考えると、キャンプに行くテンションも半減してしまいます。
そこでやはりテントを小型化したほうが設営も楽だと考え、同じくコールマンの「ツーリングドームLX」という2人用のテントを新たに購入しました。
結果として大きさはコンパクトになりましたが、何より設営が楽になり、テントの設営に使う時間が大幅に短縮できるようになりました。
テントの中も無駄な空間が減ることで、寒い時期などは快適に過ごせますし、荷物としての大きさも「タフドーム」より半分以下になりました。
今では「タフドーム」は押入の肥やしになり、「ツーリングドームLX」ばかりを使っています。
オートサイトを選ぶ
予約するキャンプ場に、オートサイトがあるならそちらを使うほうが疲労の軽減につながります。
フリーのサイトはたいてい、駐車場からアウトドアワゴンなどで荷物を移動することになりますので、そこで結構体力を消耗します。
クルマが横付けできれば荷物を移動させる手間が省けますし、キャンプ中も必要なものだけその都度クルマから取り出せば、全部の荷物を降ろす必要もありません。
フリーサイトより料金は若干割高になりますが、疲れないキャンプをするためには非常に有効だと思います。
タープを先に張る
キャンプに行くとタープとテントを両方張ることが多いと思いますが、まずはタープを先に張ることをおすすめします。
それはテントから先に設営しようとすると、直射日光などで体力を奪われて、休憩したいときにも日陰になるところがないということになりかねません。
また急に雨が降ったときにもタープを先に設営しておくと、人や荷物の雨宿りをすることができます。
タープはそのサイトの日の当たり方などを見て張ることになるので、タープ設営後のテントを張るべき場所も決めやすくなります。
紙皿などの捨てられるものに変える
最近はおしゃれなカトラリーや、マグカップなどが充実しています。しかし、食事が終わった後、それらのあと片づけするのが結構大変なんですよね(*_*)
キャンプ場の炊事等はお湯が出ませんし、蛇口も食器が洗いやすいシャワー式などではありません。
ヘッドライトなどで炊事等までの暗い道を、両手に食器と洗剤、洗い桶などを持っていくのも手間のかかる作業です。
そこでうちでは夫婦で話し合って、できるだけ紙皿・紙コップで代用できるものは代用して、洗いものを極力減らそうということになりました。
そのようにしてからは、食後の後片付けが段違いにラクになりました。
ごみを捨てられるキャンプ場の場合は、そのまま捨てて帰ってこれるので、帰りの荷物も減らすことができます。
高くておしゃれなアウトドアギアは、見た目はいいですが、洗ったり乾かしたり管理の手間が増えます。
見栄さえ張らず、百均の紙皿・紙コップなどにしてしまえば、キャンプ自体を楽しむ時間が増えて合理的だと思います。
以上が私たちが実践している『疲れないキャンプ』を過ごすためのアイデアでした。
ここまでお読みいただきありがとうございました。